【排気・排煙が逆流しない】
すき焼きを食べている食卓に、窓も開けていないのにニンニクの強烈な臭いが入り込んでくるのは、不快なだけでなく、危険なのだ。何処かに「穴」「隙間」があるからなのだ。防火区画ができていないことになる。これが、ニンニクの臭いではなく、生ガスだったらどうだろう。場合によっては、爆発が起こり大事故になるし、ナフサ系の一酸化炭素入りガスだったら命を奪われてしまう。文京区のKマンションで、下の階からのガス漏れが原因で、もう少し気づくのが遅かったら一命を落としたというケースがあった。焼き肉を食べつつ、焼き魚の臭いを喚ぎ、気分が悪くて寝ているのに、クサヤの臭いが部屋一杯に侵入してくるとしたら、どうだろう。中華鍋にゴマを入れて炊き、煙を出している。そして、換気扇を回する。煙が部屋の中に残らず全部換気扇によって外に排煙きれるかを確かめてほしい。風向きによっては、排気したはずの煙が逆流することがある。横浜のYマンションでは風の強い日に、台所の煙が便所の天井換気扇から逆流することがあった。問題は排気塔の出口の不具合と、排気ダクトが設計図よりも少なく、台所と便所の排気が一本のダクトで処理きれていたことと、換気扇の能力が小さかったことが原因だった。便所の排気ダクトが浴室の天井で合体している場合は、浴室に便所を使った後の臭いが降りてくることも珍しくない。こんな設計のマンションは避ける方が賢明だ。各部屋の小さい換気スリーブも確認してほしいものの一つだ。
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